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人生を変えたイギリス英語との出会い

英語を話しているのに "That's not English!" と言われた日

· About me,発音

私の 「イギリス英語発音LOVE」や発音については、ブログを始めた2004年以来、長年にわたってあちこちで語っていますが、初めて私のことを知って下さった方に、あらためて私がしていることをシリーズでお伝えしようと思います。

イギリス英語に触れることになったきっかけですが、まずはそこに至るまでの私の英語バックグラウンドからお話ししますね。

小学校1年から英語の授業のある、東京の私立校に通っていましたが、入学して間もなく、母の友人で英語の専門家の方に週1回英語を習っていました。

この方が素晴らしい先生で、小1から今で言うフォニックス(文字ごとの発音)と、文法をしっかり教えてくださいました。そのおかげで学校での英語の成績はいつも良く、中3までには英語の読み書きはある程度できていました。

(子供のうちにごく基本の文法ルールとフォニックスを叩き込むのは、その後の学校での英語にも、大人になって英語を使えるようになるためにとても大事。)

さて、1980年、中3の秋9月、父の転勤のため西ドイツ(当時)はデュッセルドルフに引っ越します。
デュッセルドルフには日本人学校もありましたが、卒業までもう半年しかなかったので、たまたまご紹介のあったイギリス人学校に入ることに。

ここが私の、イギリス英語との出会いです。ここで人生が大きく変わりました。

ドイツにあるイギリス人学校、私の通った Kent School は、当時北部ドイツにたくさんあった NATOの英軍ベースキャンプに住んでいる子供たちのための学校でした。

イギリスにとっての「外地」にあるからというだけでなく、軍人の子女のための学校ということで、1000人を超える生徒数の99%はイギリス人。
日本人は、1学年下の妹と、私だけ。

ここがとってもいい学校でした。
いい先生、いい同級生に恵まれ、英語の読み書きは多少できるけど 「全くしゃべれない、聞けない」 という状態で入った私を、皆さん本当によく面倒みて下さいました。

前述のとおり日本で8年半英語を習ってきましたが、日本の学校で教える英語はアメリカン。転校当時の15歳では、もちろんアメリカンとブリティッシュに違いがあるとは知りません。
下手なりにも発音や書くスペルがアメリカンだった私に、英語の補習クラスの先生がおっしゃった一言。

"That' not English!"

え???
今まで日本で、「イングリッシュ」として習ってたんですけど、違うんですか??

そうか。American とEnglish は違うんだ。
English = England の言葉。
イギリス人にとっては That's not English と言っちゃうくらい、アメリカンは「別モノ」という感覚なのね。

と、British English の洗礼を受けました。

「イギリス英語は発音でお里が知れる」に続きます。近日公開。

 

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