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パブリックスピーキングの思い出と、コツ

今思い出しても震える(笑)ロンドン大での卒論発表

· 発音,イギリス,エッセイ

池袋コミカレでスピーチ・プレゼントレーニング ミニ講座をしますよ~とお知らせして、あらためて自分の「英語で人前で話すこと」の経験を思い起こしていました。

中3でイギリス人しかいない学校に入ることになった私は、プロフィール欄にも書いているとおり「自分ひとり英語がヘン」ということに必要以上にコンプレックスを持っていたので、大勢の人前はおろか、3人以上の人たちがジっとこちらに注目している中で話すのすら苦痛でした。

今や英語でも日本語でもよくしゃべるワタクシ、誰も信じてくれませんが(笑)

その学校に3年間。そして日本の大学を卒業してから普通に受験しなおして、ロンドン大学に入学したのが24歳の年。

途中4年のブランクはありますが、ロンドン卒業の年には英語生活も通算7年を過ぎており、まあそれなりに英語は使えるようになってはいました。

学生時代のいわゆるパブリック・スピーキングは卒論発表でした。

私は物理専攻で、卒業研究には学内のホールの音響測定を選んでました。発表ではその経緯や測定値や結論(私の場合はどうやったらその部屋の音響を向上させることができるかーもともと音楽用のホールではなく、当時はPicture Gallery と言うターナーなどの名画を飾ってある大部屋で学内のコンサートをしていたので)など、要は卒論として書き上げたものを教授陣の前で発表するわけです。

あーーー、いま思い出してもイヤだ(笑)

確かこの発表会には他の学生たちも参加可能で、先生方だけでなくクラスメートも何人か来ていたような記憶があります。

全員イギリス人。

そして先生方は当然のこと、クラスメートたちも明らかに私より物理のことがわかっている(ふうに見える)。

ヤダヤダヤダヤダ。

そんなヤダヤダな思い出しかない卒論発表、ドキドキしながら無難に終えたのだと思いますが、今思えはプレゼンとしては全然ダメだったかと。

当時の私にこう言ってやりたい。

「堂々と!大きな声で、ハッキリと!」

「音響はこの学年では私しかやっていない。先生方の中でもご専門の方は一人だけ。ハッタリをきかせるくらいのつもりで!」

堂々と。これができるだけで伝わりやすくなります。

でもかつての私のように、性格的にムリ~(涙目)、という人もいるでしょうし、そこまででなくても大勢の前で「上手に、伝わりやすく」話すのは母国語でも難しいこと。

「堂々と」できるようになるには、ひたすら練習あるのみですねえ。

卒業後帰国して、米系英系いろんな職場で英語でのプレゼンをしたり聞いたりしてきました。

通訳として、2000人のお客さんの前で話すこともあります。

日本人が英語でプレゼンするのも見てきましたし、現在は社内で英語プレゼンが定期的に必要な生徒さんにもお教えしています。

そんな経験から得たヒントと併せて、日頃お教えしている発音や話し方のコツを、今度の講座でお伝えできればと思います。

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