3月11日(日)放送
<N響第1876回 定期公演>
今回はバーンスタイン生誕100年を記念して組まれたプログラムです。
(中略)
1. スラヴァ!(バーンスタイン)
2. セレナード(バーンスタイン)※
3. 交響曲 第5番 ニ短調 作品47(ショスタコーヴィチ)
管弦楽:NHK交響楽団
バイオリン:五嶋 龍(M2)
(2018年1月12日 NHKホールで収録)
で、私が今回お手伝いしたのは、次の部分。
~ バーンスタインからの贈り物 ~
N響首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィと広上淳一がバーンスタインの思い出を熱く語ります。
若かりしころ、ともにバーンスタインに師事した経験を持つパーヴォと広上。
恩師バーンスタインから受け継いだものとは?
バーンスタインとはいったい何者だったのか?
ユニークな身振り手振りで在りし日のバーンスタインの記憶を呼び覚ましていきます。
(2018年2月 NHKスタジオで収録)
番組HP→クラシック音楽館
パーヴォは以前ここでも書いたとおり、長年あちこちで通訳としてご一緒させていただいています。
そして広上さんは、かつてサイトウキネン・フェスティバル(現セイジオザワ松本フェスティバル)の仕事をしていたときに一度お目にかかったのですが、ご挨拶しただけで直接やりとりはなかったので私のことは覚えていらっしゃらないだろう……ということを今回お会いしたとき最初にお伝えしたら、広上さんったらいきなり小澤征爾さんのモノマネをなさってねー!
とっても場を和ませて下さいましたよ。和むというか、爆笑続き(笑)
お優しい方なんですね。
今回の話題はレナード・バーンスタイン。
指揮者としてのバーンスタインをご存じない方も、ミュージカル「ウェストサイドストーリー」の作曲者、と言えばおわかりいただけるでしょうか。
奇しくも私の最初の仕事が、このバーンスタインが設立した音楽祭、パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)だったんですよ。
1990年の第1回を終えてすぐに亡くなられ、私が入ったのが93年だったのでお会いすることは叶いませんでしたが、まだバーンスタインの思い出がスタッフたちの間に濃く残っていた時期だったので、ことあるごとに初年のドキュメンタリーを見たり、彼がいらした時のエピソードを先輩たちから聞いていました。
そんなわけで私にとっても特別な存在のバーンスタインのことを、私が直接存じ上げている大活躍の指揮者おふたりが語る、それを通訳させていただける、というとても楽しく光栄なお仕事でした。
(あ、私は登場しません。声も出ません。念のため。)
広上さんもパーヴォもものすごくよくしゃべる方たちなので(笑)、延々といいお話が続いたのですが、番組のコーナーが15分とのことで、ディレクターさんたちが泣く泣くギュギュっと凝縮なさったそうですよ。
あ、もうひとつ言うと、番組でのN響の演奏会、ソリストは五嶋龍くん。
龍くんのデビューは1995年、前述のPMFで、私が音楽祭の広報担当をしていた時でした。
龍くん当時7歳。リハと本番の時以外は、電車のおもちゃで遊んでいるか、寝てましたよ。かわいかったなあ。
(というわけで親戚のオバチャン気分なもので、今や立派な青年スターをクン付けでごめんね)
クラシック音楽祭の広報なんて、普段は新聞の文化部と音楽雑誌しかお付き合いがないのに、五嶋みどりさんの弟ということで新聞社会部やら週刊誌まで来て、ワタクシてんてこまいした思い出しかない(笑)
そんなわけで、いろいろと思い入れ深いこの番組、
オンエアは3月11日(日)、21時からEテレです。
対談の部分は22:44からとのことですが、
前半の演奏と併せてぜひご覧ください。
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