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小澤征爾さんとの会話で確信した

英語のリズムとイントネーションの大切さ

· 発音,About me

私がなぜイギリス英語を教えるに至ったか、About me シリーズ「日本人が話すイギリス英語、どの発音で話す?」の続きです。

前回書いたマダムのアドバイスでどの発音を目指すべきか定まった日から約1年半の後、無事ロンドン大学を卒業しました。学業は本当に大変でしたが、英語もとても鍛えられました。

卒業式を終えて帰国後、クラシック音楽祭の事務局に勤務することとなり、世界中のアーティストや若い音楽家たちと接することになります。音楽祭の期間中はもちろん、年間通して毎日英語を使っていました。

時は流れて2000年代、世界的指揮者 小澤征爾さんの広報担当をしていた時期がありました。
ある時、どうしても答えなければならない海外の書面インタビューがあり、英語は流暢に話せる小澤さんに私が英語で質問し、英語で答えていただいたものを私が書き起こして提出することにしました。途中の英和、和英の翻訳を介さないほうが、小澤さんご本人のニュアンスが伝わるからです。

公演地から次の公演地への移動のバスの中、英語でインタビューをしながらふと思いました。

「小澤さんの英語、リズムとイントネーションと強弱が完全にアメリカンだ」

聴きやすい!
ネイティブでない人の英語を聴くストレスが、ゼロ!

ひとつひとつの発音はカタカナっぽくはあるのですが、さすが音楽家。
英語の音楽的な部分は本当に自然なアメリカンなんです。

(ちなみに小澤さんはボストン交響楽団の指揮者として30年近くアメリカにお住まいでした。でも住んでさえいれば言語は上手くなるものではなく、これは小澤さんの音楽的な耳が自然とパターンを認識していったのだと思います。)

これですよ、これ!
我々日本人が目指すべきところは!

基本的な英語力が高いのが理想ではありますが、もし英語力はまだそれほどというレベルでも、文の中のリズムイントネーション強弱を正しく作れれば、確実に通じやすくなります。

前述の「きれいな発音」にこの「リズム、イントネーション、強弱」があれば、最強です。

相手にストレスをかけない、ということはより良いコミュニケーションに繋がります。
ビジネスでも社交でも、「一歩先」へ行ける可能性が増えるのです。

 

そんなイギリス英語発音の入口は、こちらから。

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