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翻訳@クリーヴランド管弦楽団プログラム

· 音楽,翻訳

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さて本題です。

この6月初めに来日したクリーヴランド管弦楽団。

ベートーヴェンの全交響曲のコンサートが5日にわたってサントリーホールでありまして、プログラムに掲載のエッセイ二つを翻訳させていただきました。

指揮者ウェルザー=メストさんが「プロメテウス・プロジェクト」と名付けた今回のベートーヴェンシリーズは、「ベートーヴェンの時代の人たちが初めて彼の作品を聴いた時の様子を考えてみようよ」という提言で、ギリシャ神話のプロメテウスがキーワード。

プロメテウスは火を人間に与えた神なのですが、その行為=人間に文明をもたらした=利便さと同時に火を扱う「責任」を負わせた、という象徴としても扱われています。

エッセイでは歴史やギリシャ神話や当時の社会情勢や哲学などから作品を考える、といったことが書かれていて、ベートーヴェンの時代に変わってきた世の中の考え方、彼の「善のために戦う」という信念などなど、とっても知的で興味深い観点でした。(その面白さが私の日本語でもちゃんと伝わっていますように)

まずは初日を聴かせていただきました。

「ベートーヴェン以前の音楽しか知らない人が初めてこれを聴いたつもり」で聴いてみたのですが、そりゃあビックリするわー!って要素だらけで。

ベートーヴェンの交響曲なんて子供の頃から聴いているので、ある意味「当然のこと」と思っていたのですが、また新たな発見だらけ。
素晴らしい演奏を二倍楽しませていただけた気がします。(ありがとうございます!)

後半は天皇皇后両陛下ご臨席。お出ましの時はオケもステージ上でお出迎え、そしてお発ちの時は私たち聴衆だけでしたが、ホール中が「天皇さま〜♡ 皇后さま〜♡」って感じで拍手していて、温かい空気に満ちていましたよ。

ちょうど両陛下お出ましの時に報道のカメラがたくさんこちらを向いていたので、今ならいいかなと撮った写真。

写真右奥の写っていないあたりが、いつもおいでになるお席です。

そして最終日も聴きました。この日は大フーガと第九。

オケの高い技術に指揮者のインテリジェンスが加わるとこうなるのか、と。
第九は削ぎ落として洗練された印象、合唱のアーティキュレーションもへえ〜と思うところがいっぱいで、第九を歌ったこともありまた歌の発音を教える身としては(ドイツ語でしたが)興味津々でした。

最後はエッセイ内でウェルザー=メストさんのおっしゃる「善の勝利」という言葉に納得。

 

翻訳を通して素晴らしい音楽の背景を知ることができた、ありがたいお仕事でした。

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